脊椎分離症・すべり症

症状

腰痛があります。お尻や太腿に痛みがでる場合があります。
腰を後ろに反った時に痛みが強く出ます。

普段は痛みがあまり出なく筋肉が疲労する又は筋力が低下してくると痛みが出る場合もあります。若い頃は痛みがなく筋肉が衰えてくる60代になって痛みが出て発覚する場合が多いと思われます。

原因

多くは体が柔らかい少年期に、激しいスポーツ活動や肉体労働で腰へ過負荷が掛かり腰椎の後方部分に亀裂が入って起こります。1回のケガで起こるわけではなく、腰椎へ繰り返し過負荷が掛かることで起こります。一般の人では5%程度に分離症の人がいますが、スポーツ選手では30~40%の人が分離症になっています。

すべり症は腰椎の後方の亀裂が両側(2箇所)ある場合でより不安定となるため腰椎が前方へ滑ったものです。また、分離症は10歳代で起こりますが、それが原因となってその後徐々に「分離すべり症」に進行していく場合があります。

施術法

電気療法で鎮痛消炎を計ります。下肢にシビレや神経痛が出ている場合は経穴をハイボルト又は整体で刺激し緩和します。また、腰椎に負荷がかかないように背中周りをほぐして矯正しS字カーブを作ることで痛みが軽減します。

予防

腰痛用の腹筋運動が予防にはとても有効です。

また、筋力があれば痛みを予防することができます。筋が強い人は痛みが一生でない場合があるそうです。体幹トレーニングやEMSで腹筋群や腸腰筋など腰のインナーマッスルをつけることを強く推奨します。