日本人のうち3人に1人は「頭痛持ち」で、3,000万人以上が悩んでいるといわれています。
「頭痛くらい」と軽く考えがちですが、ひどくなると生活に支障をきたす場合もあります。

頭痛の原因は様々ですが、特に明確な病気があるわけではないのに繰り返し起こる頭痛（＝一次性頭痛）と、病気が原因であらわれる頭痛（＝二次性頭痛）に大別できます。

※二次性の頭痛を起こす病気には、クモ膜下出血や脳腫瘍など危険なものもあります。
これまで経験したことのないような強い頭痛が突然表れたり、手足の麻痺やしびれ・痙攣や、激しい嘔吐、高熱などを伴う頭痛が起きた時はすぐに病院へ行く必要があります。

主に①緊張型頭痛、②偏頭痛、③群発頭痛があります。緊張型頭痛と偏頭痛は、混在する人もいます。

これらが頭痛の９０％を占めると言われています。

頭が締め付けられるような重い痛み

肩や首のコリがある

めまいを伴うことがある

一日の終わりに痛みが出ることが多い

デスクワークで痛みが出る

風呂に入り、温まると楽になる

運動、体操をすると楽になる

筋肉が緊張することにより起こり、頭が締め付けられるような痛みが持続的に続きます。

長時間のデスクワークなどや精神的ストレスにより、首や肩の筋肉が緊張してしまい血行不良になることで起こることが多いようです。肩コリや首コリを伴う場合が多いのです。

デスクワークなどが長時間の場合、頭を支えている首や肩の筋が疲労します。頭の重さはスイカと同じくらいです。毎日デスクワークをして、筋に負担が掛かり続けることで筋疲労が蓄積し、筋が固まってしまい血行不良を起こし、頭部が酸欠になり、神経も興奮するため頭痛が起きます。

何らかの理由で頭の血管（頭の外の血管）が急激に拡張して、動脈の壁が引っ張られてることにより、頭痛が起きるとされています。
片頭痛だと思っていても、首コリ・肩コリによる緊張型頭痛であることも多いです。

目の後ろを通っている内頸動脈が拡張して炎症が起きるためではないかと考えられているようで、とても強い頭痛で、七転八倒することもあります。